アンケートにもいろいろなものがあります。「友人間のアンケート」「顧客に対するアンケート」「取引に対するアンケート」といった具合です。友人間のアンケートでは堅苦しい言葉は必要ないでしょう。気持ちも通じ合っている部分が大きいですから、多少のおふざけも問題ないはずです。
それに対して顧客や取引先の場合はもちろんビジネス文章として書くべきです。ただし必要以上にへりくだった文章は避けるべきです。例えば「○○でございますでしょうか」という文章と「○○ですか」という文章を比較します。前者のほうがより丁寧であるように見えますし、実際前者のように記述する方も多いようです。しかし、それではよい集計結果には結びつきません。理由は「文章が長い」からです。
つまり回答者に対してアンケート作成者の意図が伝わりにくくなるのです。例のように一文だけであれば影響は及ぼしませんが、たいていの場合アンケートの設問文章は長くなりがちです。その全てが懇切丁寧にへりくだった文章ですと、文章量は2倍から3倍になるでしょう。それだけ回答者の負担が大きくなり、おそらくアンケートの後半では体力を使い果たし、真剣には答えてくれないでしょう。
懇切丁寧でへりくだった記述は導入文章とお礼の文章だけで十分です。設問中は丁寧さだけに注意しましょう。それでも「どうしても」という場合は導入文章に「語彙が平易であることをお許しください」と記載しておけばよいでしょう。